2020年03月26日

大原暮らしへ第一歩

今日、家の引き渡しが無事に済み
大原暮らしへの第一歩を踏み出しました。

これから作業場を作ったり、少し手を加えて
子供たちの夏休みに転居する予定です。

今日初めてこの家を見た子供たちも、
家の中、外で走り回りはしゃいでいました

子供たちにとっては大きな大きな出来事になる「転校」
正直、まだ先のことだし実感がないのだろうけど…
今日の様子には少しホッとしました

今の家に住んで8年
次男はこの家に来てから生まれ
京都暮らしに慣れるのに
家族みんなで仲良く暮らすのに
機能的なこじんまりした、いい家と環境でした

でも、今後も農家としてやっていく上で
通い農家というのは確かに物理的にも精神的にも
行き詰まってきている感が生じてきていました

ちょうど良いタイミングで
新しい家と巡り会えたのかなと思います


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立派な大黒柱が入った
どっしりした古民家です。

この家にめぐり合わせて下さった大原の方々
生まれ育った大切な家を私たちに譲ってくださった家主さん
(実は長男が赤ん坊のころから私たちが畑をしていることをご存じで、
私たちが今後住まわせてもらうご縁を、とても喜んでくださっています)
皆さんに感謝しながら

これから私たちも新生活に夢を描き
楽しみに過ごします。

またちょくちょくご報告します(^^)
posted by 山本有機農園 山本夢 at 21:51| Comment(0) | 日記

2020年03月12日

じゃがいも植え付け

晴天に恵まれた12日に
じゃがいもの植え付けをしました。

休校中の子供たちの放牧も兼ねて
そして働いてもらうことも大きな目的(笑)

お弁当でまずは腹ごしらえをしてから作業に

ポトンポトンと種イモを穴に落としていきます

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面長のシャドークイーンだから入れやすいね

『ポトン』が終わったら、次はそば殻の流し込みです

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じゃがいもの上から

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ザーッと地面と同じ高さまで

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「そば殻おかわり〜」と
飽きずに流し込み作業続いています

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バケツが出払ってしまったので
父ちゃんは麻袋ごと直まき

子供たちが飽きずに最後まで作業してくれたおかげで
早めに終了しましたε-(´∀`*)ホッ

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気になっていた
横の葉玉ねぎの草取りにも少し着手

半月後くらいに葉玉ねぎも収獲 出来ればよいなぁ
という感じです(^^)

さて、今期のじゃがいもは
シャドークイーンを中心に
ノーザンルビーも少し植え付けしました

ゴロゴロと紫とピンクのじゃがいもが
出てくることを想像して(^^)

収獲も手伝ってくれるかな〜
posted by 山本有機農園 山本夢 at 20:00| Comment(0) |

2020年03月05日

今日から休校

本日から、息子たちの通う小学校も休校になりました。

幸か不幸か野菜の収穫は端境期に入り
父ちゃんは畑仕事、少なくなりながらも収穫作業に出ますが
私は出荷作業や経理などの在宅仕事になるので
子供たちを家で見られます

子供たちもたまに私が買い物に行くのに連れて行ったり、
家の周りで遊ぶ程度の外出になると思うので
家にこもってダレないように

時間割を作ってみたりして…

ところが
冬型の天候で、山に近いこの辺りは時雨れて
晴れたと思ったら冷たい雨、時々突風という状況

散歩に出ても速攻帰ってきました(--;)

初日からすでに崩れまくってますもうやだ〜(悲しい顔)


コツコツ勉強するのが苦手な長男(3年)
この休みの間に何とか追いついてほしいと思いますが
一日目から難航し、疲れる母です(^^;)

そんな彼ですが、なかなか面白いところもあり…

学校最終日の昨日
いっぱい荷物やプリントを持って帰ってきました

その中に好きな詩を書き写してミニブックにしたものがあり

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ギラギラ照り付ける太陽に蒸されるうんこたち
影の入れ方が、なかなかやるなぁ(笑)

また、先日お絵かき教室から持ち帰ったものは

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お題の手作りペン

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時間が余り、残りの紙粘土で
あおむし、キノコ、派手なナマコたちを作り

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「フィナンシェ?」

「金(の延べ棒)」

金ぴか、ヒカリモノ大好きな弟へのお土産だそうで
次男もちろん大喜び

勉強も大事。でもこのセンスも大事に育んでほしいなぁと
内心喜ぶ母でした
posted by 山本有機農園 山本夢 at 21:24| Comment(0) | 子供

2020年03月03日

N君のこと

少し前2月26日の昼間に
珍しく母から電話があった

「あんな、驚いたらあかんで…」
父にまた別の癌が見つかったのか?
いやな想像が膨らむ

「N君が亡くなってん」

一瞬言葉の意味が呑み込めなかった
その後出たのは声にならない叫び声

まったくまったく予想外だったので

実家の近くに住む従兄が亡くなった
48歳の若さで

3年前に頭部に癌が見つかったらしいのだが、
手術ができない場所で、抗がん剤や放射線その他、
出来ることは何でもしたらしい

が、今年2月の初めに容体が悪化し
あと5日…と言われたそうだが、
彼の長男が高校入試に受かったのを聞いて
21日に息を引き取ったそうだ

毎年年末のお餅つきには朝早くから来てくれ、
人懐っこい笑顔で皆を和ませ
それでいて、気配り目配りが完璧な人だった

ここ2年ほどは外国からのお客さんの接待があるから
と参加していなかった

病気を隠すためのウソだったと初めて知った

うちの息子たちの入学には忘れずお祝いを送ってくれ
それもお金でなくそれぞれが喜びそうな文房具や本だったことが
親としては嬉しかった

お古でごめんな〜と言いながら
実家にもってきてくれた
新品にしか見えない彼の息子が乗っていた自転車を

うちの長男がいま乗っている

N君は病気がわかってから
周囲に心配をかけたくなかったからか
家族と彼の実家以外には全く知らせないように
知られないようにしていた

彼のお母さんである私の叔母とは
何度も会っていたのに
そんなそぶりは全く見せず
なので露ほども疑うことはなかった

彼は亡くなった後も家には戻らず
葬儀場に直行し家族だけでの見送りをし
その数日後に私たちに知らせが来た

なので、驚いて悲しいのに
まったく実感がない

気にした父ちゃんが、子供たちを見とくから
お参りに行って来たらと言ってくれたのだが
この新型ウィルス騒ぎで
あきらめた

叔母から、4月にお別れの会を開くから
そこにきてくれたらいいからねとやさしい言葉をもらった

彼を思うと目に浮かぶのは
ちょっとふっくらした体形で汗をかきかき
にこ〜っと笑っている眼鏡の笑顔と

たぶん私にとっては一生に一度だろう
リッツカールトンホテルでの彼自身の結婚式で

網脂ハンバーグをごちそうになりながら
ほほえましく眺めていた
花嫁さんよりもぐしゅぐしゅに泣いていた
感激屋の彼の嬉し泣きの顔

みんなが持っている彼の笑顔の印象を壊したくなかったのかな…

今となっては、彼が自分の美学を貫けたことを
良かったねと言ってあげることしかできない
よく叔母も3年間黙っていられたと感心するが、
愛する息子の希望だから、かなえてやろうと必死だったんだろうな

電話した時に、つらかったと漏らしてくれた
本当に泣けてくる

家族を、社長として会社や社員を残して
逝くことの無念は計り知れないだろう

本当に彼にかける言葉がまだ見つからない

叔父叔母従姉、彼の大切な家族の
心の平安を願うことしかできない

長い独白にお付き合いくださりありがとうございました。
来月、N君にお別れを言ってきます

posted by 山本有機農園 山本夢 at 15:15| Comment(0) | 日記